ホーム > 学会レポート > 2011年12月3日2011年12月3日 第87回日本解剖学会近畿支部学術集会「演題2」で発表
2011年12月3日2011年12月3日 第87回日本解剖学会近畿支部学術集会「演題2」で発表

2011年12月3日2011年12月3日 第87回日本解剖学会近畿支部学術集会「演題2」で発表

 「関節」は「膜構造Fasciaで密閉された軟骨組織」のバリエーション”

af9970020427.jpg「関節」は、構成する骨の数や運動軸、関節面の形状の分類、運動の種類が記述され、「骨の連結」の<滑膜性の連結>とされていますが複雑な構造の形成過程は不明です。膜構造Fasciaで密閉された「骨の連結」の<軟骨性>と<滑膜性>の連結は軟骨を共有し、軟骨組織の所定部位に骨組織が置き換わる「置換骨」は「骨組織と関節を含む軟骨組織が骨格系」であり、軟骨に滑液の介在した「関節」はFasciaで密閉された軟骨組織のバリエーションと考えられます。

  大半の骨の発生は、Fasciaの中に発生した軟骨組織が骨組織に置き換わる「置換骨」であり、幼児期には軟骨組織が骨組織以上に体を支えることから、「Fasciaで水分の多い軟骨組織を密閉する構造」が体を支える“基本的構造”と考えられ、構造は多様です。水の体積は密閉されると不変で、水あるいは水分が多い<滑膜性・軟骨性>の連結が体を支持するにはFasciaが不可欠です。

  解剖学の骨格系は骨組織の骨のみが器官で、骨の周囲や間隙の組織は「骨の連結」の構造として<線維性・軟骨性・滑膜性>の連結が定義されていますが、<線維性の連結>は本来の骨格系を支持し維持するFasciaの一部で、他の系統・器官を支持し維持するFasciaと血管の外膜や神経の鞘を介して一連です。

  体を支持し可動する本来の「骨格系は、Fasciaに密閉された骨組織、骨の間隙に介在する<軟骨性・滑膜性の連結>の軟骨組織・関節」で、Fasciaに密閉された骨間隙が広いと<軟骨性の連結>の軟骨組織、狭いと<滑膜性の連結>の「関節」になると考えられます。四肢の付属骨格では通常の薄い関節軟骨の間に滑液が介在する「関節」ですが、体幹の軸骨格ではI胸肋軟骨結合や恥骨結合のほか、脊柱の椎骨・(髄核のある)椎間円板との<軟骨性の連結>があり、<骨膜性の連結>の「関節」には長い肋軟骨と薄い関節軟骨の間(:Ⅱ~Ⅶ胸肋関節)、並行する肋軟骨の間(:軟骨間関節)などがあり多様で、骨間隙の軟骨組織に滑液が介在する「関節」は軟骨組織のバリエーションと考えられます。

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